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トップページ ー ABOUT US ー wis-JOURNAL ー 【IC Meetup】“出たい”社内報のつくり方ーIC担当者の巻き込むチカラ(ICP Sessionを開催レポート)

2026/10/08

イベント
Author

ウィズワークス編集部

【IC Meetup】“出たい”社内報のつくり方ーIC担当者の巻き込むチカラ(ICP Sessionを開催レポート)

INDEX

目次

  1. 登壇者紹介
  2. YKK黒部事業所が考える「“出たい”社内報」とは
  3. 協力者を増やすための編集体制づくり
  4. 社員一人ひとりにスポットライトを当てる
  5. “巻き込み”を生み出すコミュニケーション設計
  6. 社内報の成果をどう測る?~「登場者アンケート」の取り組み~
  7. 参加者とともに考えた「巻き込みの一歩」
  8. 参加者の声
  9. そもそも「ICP Session」ってなに?

2026年9月11日、IC Meetup「“出たい”社内報のつくり方 ーIC担当者の巻き込むチカラー ICP Session」を開催しました。

今回ご登壇いただいたのは、YKK株式会社 黒部事業所 黒部広報グループの皆さまです。

「社内報への協力者を増やしたい」 「取材に協力してくれる人がなかなか見つからない」 「編集体制を強化したい」

そんな悩みを抱えるIC担当者に向けて、事業報「One」の取り組みや編集体制づくり、社員を巻き込むための工夫についてお話しいただきました。

登壇者紹介

今回のセッションでは、YKK株式会社 黒部事業所 黒部広報グループで事業報「One」の制作に携わる3名の皆さまにご登壇いただきました。

菅野 亜矢子さん 

YKK株式会社

黒部事業所 黒部広報グループ長 

2015年に広報部門へ異動し、グループ報の担当を経て事業報「One」のリニューアルを担当。現在は企画相談やアイデア出しなどを中心に、編集チームを支える。広報へ異動する以前は、YKKのものづくりを見学できる「YKKセンターパーク」で来館者向けの案内業務にも携わる。2026年6月に同施設展示館の一部をリニューアルオープンするにあたり、プロジェクトリーダーも務めた。


樋本 芳弘さん 

YKK株式会社

黒部事業所 黒部広報グループ 

2009年に入社後、実業団陸上選手として活躍。総務部門を経て2020年に黒部広報グループへ異動。社内報のデジタル化推進期から編集業務に携わり、現在は編集の中心メンバーとして活動。


岡嶋 あゆみさん 

YKK株式会社

黒部事業所 黒部広報グループ 

2019年に現部署へ異動。社外広報を経て、育休復帰後に自ら希望して社内報担当へ。前部署での現場経験で培った人脈を生かしながら、「One」の企画・取材・編集に携わる。「One」のファンだったことが担当を志願したきっかけで、社員と編集部がともに楽しめる社内報づくりを実践。


お三方のお話を通じて伝わってきたのは、社内報を「広報だけでつくるもの」と考えていないこと。多くの社員と関わりながら媒体を育てていく姿勢が、「出たい社内報」の実現につながっていました。

YKK黒部事業所が考える「“出たい”社内報」とは

事業報「One」のコンセプトや編集方針を紹介する菅野さん

YKK株式会社の事業報「One」は、ファスニング事業に携わる約5,000名の社員を対象に発行されている社内報です。年4回発行され、紙・PDF・Webで展開されています。編集メンバーは5名体制です。

「One」のコンセプトは、

『読んで楽しい、出るともっと楽しい社内報』

というもの。

今回のセッションで何度も語られていたのは、社内報の価値を「読まれること」だけに置いていないということ。

編集方針として掲げているのは、

・「YKKが好き」と思う社員を増やす

・他部署への理解を促進する

・社員の声を集めながら改善を続ける

・社員も編集員もワクワクする社内報をつくる

こと。

社内報を単なる情報発信ツールではなく、人と人とのつながりを生み出す場として位置付けていることが印象的でした。

協力者を増やすための編集体制づくり

「編集員5人で作る」のではなく、「みんなで作る」と語る岡嶋さん

「One」の編集部は、広報部門だけで構成されているわけではありません。

商品開発部門や製造・技術本部など、他部門のメンバーも編集員として参加しています。

その背景には、

「広報だけでは各現場の情報を集めきれない」

という課題がありました。

そこで菅野さんは、編集体制強化に向けて当時の上司と各本部長へ直接提案を実施。

ただ人数を増やすのではなく、

「社内で人を探せるネットワークを持った人材を選出してほしい」

と依頼したそうです。

結果として、現場とのつながりを持つメンバーが編集に参加し、

・企画に必要な人材探し

・取材対象者の選定

・情報収集

・現場との連携

がスムーズになりました。

「5人で作っているというよりも、社員みんなで作っている感覚に近い」

そんな編集体制が感じられました。

社員一人ひとりにスポットライトを当てる

「One」が大切にしていることの一つが、

“まだ注目されたことのない人を紹介する”

という考え方です。

従来の社内報では、受賞者や役職者など、すでに注目されている人が中心になりがちです。

しかし、「One」では、

「これまで社内報やメディアに取り上げられたことがない人を優先する」

というルールを設けています。

社員一人ひとりにスポットライトを当てることで、

「見たよ」 「載っていたね」

という会話が生まれ、社内コミュニケーションのきっかけになっているそうです。

また、「取り憑かれた人」という人気企画では、社員の趣味や熱中していることを取り上げています。

プロ野球ファン特集では、なんと12球団すべてのファンを社内から探し出して誌面化。複数回のアンケートや各部署への聞き取りを重ね、最後まであきらめずに取材対象者を探したエピソードも紹介されました。

“巻き込み”を生み出すコミュニケーション設計

今回、多くの参加者の共感を集めたのが、「巻き込み」の考え方でした。

菅野さんが紹介したのは、

「恩は先に売る」

という言葉です。

社内報の協力依頼をする前から、

・相手の相談に乗る

・困りごとを手伝う

・人と人をつなぐ

という行動を積み重ねておく。

そうすることで、いざ協力をお願いした際に快く引き受けてもらえる関係性が生まれるといいます。

さらに樋本さんは、

「社内報は完成した紙面だけが成果ではない」

と語りました。

取材依頼から掲載までのプロセス自体が、社内コミュニケーションの機会であるという考え方です。

丁寧な対応を受けた社員は社内報のファンになり、

「こんな人がいる」 「ぜひこの人も紹介してほしい」

という形で新たな協力者になっていく。

まさに巻き込みの好循環が作られていました。

社内報の成果をどう測る?~「登場者アンケート」の取り組み~

「登場者アンケート」の実施に「目から鱗」の会場!

「One」では、一般的な読者アンケートだけではなく、

登場者アンケート

を実施しています。

評価項目は、

・所要時間

・記事内容

・デザイン

・編集部の対応

・総合満足度

など。

目的は、

「出るともっと楽しい」は本当に実現できているのか

を確認するためです。

セッションでは、満足度が約9割に達していることも紹介されました。

登場した社員が良い体験をすると、その評判が周囲へ伝わり、新たな協力者や登場希望者が増えていく。

「出たい社内報」を支えているのは、面白い企画だけではなく、日々の誠実なコミュニケーションであることを改めて感じました。

参加者とともに考えた「巻き込みの一歩」

セッション途中では、「自社で協力してくれそうな人は誰か」 「その人にどのように声をかけるか」について考えるグループワークを実施しました。

最後には、参加者一人ひとりが「明日から取り組むこと」を未来宣言として言語化。

他社事例を聞いて終わるのではなく、自社での実践につなげるための学びの時間となりました!

「明日から取り組むこと」を称え合い、学び合う参加者の皆さん

参加者の声

今回のICP Session終了後、参加者の皆さんからはこんな声が寄せられました。 

「登場者満足度に着目するという発想が新鮮で、取材協力者へのアフターフォローを見直したいと感じた。」 

「読者アンケートだけではなく、登場者アンケートを取り入れることで社内報の価値をより深く測れそうだという気づきがあった。 」 

「”待っていても情報は集まらない”という言葉が印象的で、協力者を増やすための編集体制づくりを強化したいと思った。」 

「登場者に社内報のファンになってもらうという考え方に共感し、今後はより丁寧なコミュニケーションを心がけたいと感じた。」 

「他社のIC担当者も同じ悩みを抱えていることを知り、自社の取り組みを前向きに進める勇気をもらえた。」   

また、「社員に読んでもらうことばかり考えていたが、”編集部も楽しむ”という考え方が新鮮だった。」というご意見も!より多くの参加者と学びの接点を持てるよう、ワーク形式は引き続きブラッシュアップしてまいります。 

ご参加の皆さんと一緒に「はい、IC~!」

そもそも「ICP Session」ってなに?

「ICP Session」は、さまざまな現場でIC施策を実践してきたICP(Internal Communication Producer)をゲストに迎え、その実践や経験から学ぶIC Meetupのセッションです。 

成功事例だけではなく、その裏側にある試行錯誤や、どのように壁を乗り越えてきたのかにも触れながら、自社のIC活動や自身の仕事を考えるヒントを探ります。 

今回も、YKK株式会社 黒部事業所の皆さんのリアルな実践を通じて、社内報担当者にとって欠かせない「周囲を巻き込む」という力について考える時間となりました。    

次回の開催は、IC Meetupのメルマガ・当サイトの「NEWS」「wis-JOURNAL」でお知らせいたしますのでお楽しみに! 


IC Meetupでは、IC担当者同士が学び合い、つながれる場づくりを続けていきます。

「他社のIC担当者と話してみたい」 

「自社のIC施策をもっと良くしたい」 

「ICPとしての仕事やキャリアについて考えてみたい」 

そんな方は、ぜひIC Meetupにご参加ください! 

IC Meetup ご案内登録はこちら

  • 事業会社に所属するIC担当者の方が対象となります(IC担当者:イベントの運営や社内報など社内コミュニケーション施策を推進・担当している方、人事・広報・その他領域からICに関心のある方全般。制作会社様の参加はご遠慮いただいております)。
  • 参加費は都度ご案内いたします。
  • 複数開催いただくことで学びの深まる設計にしていますが、単発参加も可能です。イベントごとに参加フォームをご案内いたします。
  • IC Meetupの内容は、弊社オウンドメディアなどで公開の可能性がございます。ご了承の上ご参加ください。参加者様による社内外発信も大歓迎ですが、他の参加企業の個人情報・機密情報のお取り扱いには十分ご配慮ください。
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