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トップページ ー ABOUT US ー wis-JOURNAL ー なぜインターナルコミュニケーションは、目標と成果が立てにくいのか

2026/06/08

良い会社づくり
Author

ウィズワークス編集部

なぜインターナルコミュニケーションは、目標と成果が立てにくいのか

INDEX

目次

  1. 理由① ICは「人の感情」と「組織文化」を扱っているから
  2. 理由② 成果が「複合要因」で決まるから
  3. 理由③ 「施策実施」が目的化しやすいから
  4. では、ICは何を測れば良いのでしょうか?

インターナルコミュニケーション(IC)は、社員エンゲージメントを高め、組織文化を育み、経営を前進させる力を持っています。

そのため多くの企業が、

  • 社内報
  • 社内SNS
  • 動画配信
  • 社内イベント
  • 対話施策
  • アプリ活用

など、さまざまなIC施策に取り組んでいます。

しかしその一方で、多くの担当者がぶつかる壁があります。

「結局、何をもって成功と言えるのか」

という問題です。

閲覧率が上がれば成功なのか。
イベント参加率が高ければ良いのか。
エンゲージメントスコアが改善すれば十分なのか。
あるいは、
離職率改善や業績向上までつながって初めて成果なのか。

ICは企業経営において重要性が高まっている一方で、
目標設定や成果測定が非常に難しい領域でもあります。

では、なぜICはこれほど成果が見えにくいのでしょうか。

理由① ICは「人の感情」と「組織文化」を扱っているから

ICの難しさの根本には、
扱っている対象そのものがあります。
ICが向き合っているのは、単なる情報伝達ではありません。

例えば、

  • 経営への信頼
  • 心理的安全性
  • 組織への誇り
  • 自分ごと化
  • 挑戦しやすさ
  • 他部署理解
  • 対話の質

といった、「組織状態」に近いものです。

これらは数値化しづらく、
しかも短期間では変化が見えません。

例えば、社長メッセージを改善したからといって、
翌月の売上が急に伸びるわけではありません。

しかしその言葉が、
社員の納得感を高め、
判断基準を揃え、
挑戦を後押しし、
数年後の組織文化を変えていくことはあります。

ICの成果は、
広告のように短期で現れるものではなく、
組織の深部にゆっくり浸透していくものなのです。

理由② 成果が「複合要因」で決まるから

ICは、単独で成果を証明しにくい施策です。
例えば業績が向上したとしても、そこには

  • 経営戦略
  • 商品力
  • 人事制度
  • マネジメント
  • 採用
  • 市場環境
  • DX推進

など、さまざまな要因が関わっています。

その中で、
「社内報のおかげで売上が上がった」
と単独で証明することは、ほぼ不可能です。

これはICに限らず、
組織づくり全般に言えることかもしれません。

特にICは、
“空気”や“認識”に作用する施策です。

その影響は、
他の施策と混ざり合いながら、
じわじわと組織に表れていきます。

だからこそ、
ICでは「単独成果」を求めすぎないことも重要です。

むしろ、
「組織改善にどう寄与したか」
という視点で捉える必要があります。

理由③ 「施策実施」が目的化しやすいから

ICでは、

  • 社内報を発行する
  • イベントを開催する
  • 動画を制作する
  • アプリを導入する

こと自体が目的になってしまうケースがあります。

しかし本来重要なのは、
「その施策によって、組織の何を変えたいのか」
です。

例えば、
若手離職が課題になっている会社があるとします。

その背景に、

  • 会社の方向性が見えない
  • 他部署との接点が少ない
  • 仕事の意味を感じにくい

という状態があるなら、
必要なのは単なる情報量ではありません。

  • 経営理解
  • 仕事の意味づけ
  • 横のつながり
  • ロールモデル共有

といったコミュニケーションです。

するとIC施策も、

  • 経営インタビュー
  • 社員ストーリー
  • 他部署紹介
  • 対話型イベント

など、組織課題に紐づいたものに変わっていきます。

つまりICでは、
「何を発信するか」
よりも、
「組織のどの状態を変えたいのか」
を起点に考えることが重要なのです。

では、ICは何を測れば良いのでしょうか?

ICでは、閲覧率やPVだけを見ても不十分です。
一方で、業績だけで測ろうとしても距離が遠すぎます。
では、どのような測定方法があるのでしょうか。

各企業が設けている指標や調査について、ウィズワークスが開催してきた「ICP session(先進的な取り組みを進めるIC担当者に自社の取り組みを紹介してもらう交流の場」や「ICサークル(社内報担当者が自社の社内報を持ち寄り意見交換を行う場)」といった学びの場では、各社の様々な取り組みが紹介され、情報交換が行われてきました。

その中で明らかになって来たことがあります。

まず大切なことは、組織課題を明らかにし、かなえたい姿(ゴール)を設定すること。
そのゴールと現状のギャップを整理し、ギャップを埋めるためのIC施策を立案すること。
そして、そのIC施策によって、誰が、どんなことをしてくれれば成功と言えるのかを定義すること。
それらを行ってはじめて、目標を設定することができます。

つまり「どの企業にも当てはまる目標設定」というものは存在せず、課題を起点に目標を設定する姿勢が、IC担当者には求められているのです。
そしてそのためには、施策を実施する力だけでなく、組織の状態を読み取り、課題を言語化する力が欠かせません。

インターナルコミュニケーションの成果を測ることは簡単ではありません。
しかし、その難しさと向き合い続けることこそが、組織をより良くしていく第一歩なのではないでしょうか。

ウィズワークスは、インターナルコミュニケーションに関するあらゆるご相談に対応しています。また、孤軍奮闘しがちなIC担当者が共に学び合い、高め合う場として、「ICMeetup」を定期的に開催しています。

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